SXSWでのアンチ・ロボット・デモ

音楽、映画、デジタル・テクノロジーのお祭り兼コンファレンスであるSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)の会場近くで、ロボットやAIに反対する人々のアンチ・ロボットのデモがあった。『ザ・ヴァージ』が報じている

「ロボットをくい止めろ」と書かれたプラカードを掲げて行進する人々(http://www.theverge.com/)

「ロボットをくい止めろ」と書かれたプラカードを掲げて行進する人々(http://www.theverge.com/)

SXSW は、テキサス州オースティンで数週間にわたって開催される大規模なイベント。ロボット関係の参加者も少なくないだろう。

そうした大勢の人々に向けて、ロボットやAIに対する需要が野放しにされることに危機感を訴えたこのグループは、ストップ・ザ・ロボッツという組織のメンバーだ。

同組織のスポークスマンは、「AIやテクノロジーが人間の役割を奪ってしまって、人類のためにならないようになってしまうことを避けなくてはならない」と、その活動の趣旨を説明している。彼らの目的は、AIやロボット開発を中止させることではなく、それを人類にとっていい方向へ向かわせることだ。

デモに参加した大半は、テキサス州立大学オースティン校の学生たちで、テクノロジーに詳しい様子だったという。

また、このデモがデート・アプリをプロモートするための偽デモだったという噂もあった。確かに、ストップ・ザ・ロボッツのサイトを見ると、デート・アプリが並んでいる。しかし、『USAトゥデイ』によると、主催者の男性は「デモは真面目なもの」とこれを否定しているという。

 

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