2016年に投資を受けたロボット会社は128社、総額19億5000万ドル
『ザ・ロボット・レポート』が、2016年に投資を受けたロボット関連スタートアップをまとめている。それによると、創業資金からシリーズDまで128社が資金を調達し、その総額は19億5000万ドルになるという。
この投資総額は、2015年の19億5000万ドルから50%の伸び。2015年自体もめざましく投資が伸びた年だったので、ロボットへの注目はまだまだ高まっている最中と言える。ちなみに上左図は、各分野の調達総額の大きさを面積で示している。
128社のうち、調達額が最も多かったのはヴェロダイン・ライダー(Velodyne LiDAR)社で、フォード・モーターとバイドゥから1億5000万ドルを調達。同社の創業は2007年だが、外部資金を受けるのはこれが初めてのようだ。 ちなみに同社は先頃、サンホゼにLiDAR製造のための大規模工場をオープンした。同社は昨年12月に、コストを抑えられる画期的なソリッドステート型LiDARを開発したと発表している。
同社以外にも、ジマージェン(Zymergen)社、ユニオン・ブラザー・テクノロジー(UBTech)社がそれぞれ1億ドル以上を調達している。前者はロボット技術を利用して微生物のテストを自動化、後者は深圳を拠点とするヒューマノイド・ロボット開発会社だ。
これらも含めた128社のリストも掲載している。