リシンク・ロボティクス社が、5種類のグリッパー・キットを発売

このところ、ハンドやグリッパーの話題が目立つ。身近になったロボットにいろいろな作業をしてもらうためには、手首から先が課題になってきたということだろう。

そんな中、リシンク・ロボティクス社が簡単に交換できる5種類のグリッパー・キット『クリックスマート』を発売した

ツールなしに交換可能なグリッパー・キット5タイプ(www.rethinkrobotics.com/より)

5種類は、発泡素材の吸引面を持つもの、大小の吸引カップが複数ついたもの、そして大小の平行開閉型だ。

いずれも、同社の1本アームのコーロボット「ソイヤー」に合うように作られており、クリックスマート・プレートを介して接続可能になる。プレートは、取り付けられたグリッパーの種類をすぐに認識し、内蔵されたメモリー・モデュールでグリッパーのコンフィギュレーションを記憶する。

ソイヤーに違った作業をやってもらいたいと思っていた現場にとっては、朗報だろう。

リシンク・ロボティクス社創業者のロドニー・ブルックス氏は、かねてよりロボット・ハンドの研究が急務だと強調していたのだが、自らユーザーの便宜を図るためにプラグ&プレイ型のグリッパーを開発したということになる。急務だというハンドは、おそらくもっと進んだ機構や素材のものも指しているだろう。だが、このブログには、「グリッパーの交換は頭痛の種」とも書かれており、クリックスマート・ラインはその解決に臨んだものだろう。

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