ワールドカップのテクノロジー図解
『IEEEスペクトラム』が、ワールドカップで用いられているテクノロジーを図解で説明している。
キックオフで用いられた電池駆動水圧式のエクソスケルトンでは、足底にフィードバックが感じられるようになっていたこともわかる。
また、ゴールでは高速カメラが7台設置され、得点が正確にわかるようになっているようだ。画像処理では、ボールだけを最大5ミリの誤差内で三次元で捉え、得点した際には、審判が腕に付けたウェアラブルに振動と工学信号が送られるという。
『IEEEスペクトラム』が、ワールドカップで用いられているテクノロジーを図解で説明している。
キックオフで用いられた電池駆動水圧式のエクソスケルトンでは、足底にフィードバックが感じられるようになっていたこともわかる。
また、ゴールでは高速カメラが7台設置され、得点が正確にわかるようになっているようだ。画像処理では、ボールだけを最大5ミリの誤差内で三次元で捉え、得点した際には、審判が腕に付けたウェアラブルに振動と工学信号が送られるという。
ワールドカップが開幕したが、そのキックオフの非常に短いビデオがこれだ。
実際キックオフ自体も2秒間と、あっという間のできごとだったようだが、ロボット界にとっては快挙。『PCワールド』によると、エクソスケルトンを身につけてキックオフをしたのは29歳のフリアーノ・ピント氏。
先だって伝えたように、これは世界の150人の研究者が関わって実現した『ウォーク・アゲイン・プロジェクト』の達成だ。下半身が麻痺し、自分では歩けない人が、脳信号でエクソスケルトンを動かして歩行できるようにするのが目的だ。
プロジェクトの中心となったデューク大学神経工学センターのミゲル・ニコレリス教授も、自身のツイートで「やった!!!!」と叫んだ。たった2秒間だが、感動の瞬間。
今週、ブラジルで開幕するサッカーのワールドカップでは、エクソスケルトンを着用したティーンエージャーがキックオフをすると以前お伝えした。下半身が麻痺しているが、脳信号によってエクソスケルトンを動かし最初のボールを蹴る。
この『ウォーク・アゲイン・プロジェクト』の詳報がいくつか伝えられている。
ソフトバンクがヒューマノイド・ロボットを19万8000円で発売というニュースは、アメリカでも数々のメディアで報じられている。
このロボット「ペッパー」は、NAO(ナオ)を開発したフランスのアルデバラン社が、2年をかけてソフトバンクのために製作したという。クラウドAIと感情エンジンによって人々の反応を学習し、より適切にやりとりするロボットとなるそうだ。
はたして勝算はあるのか。それについてのアメリカの反応を見てみよう。
ロボット開発を推進する非営利団体シリコンバレー・ロボティクスと、ロボット情報サイトの『ロボハブ』が共同で、ロボット関連の求人サイト「ロボジョブズ』を開設した。
すでに、シリコンバレー、東京、シンガポールなどでの求人情報が多く掲載されている。自分のレジュメを上げておくこともできるようだ。腕を試してみたいロボット関係者は、要チェックのサイト!
ロボット関連のスタートアップのコンペティション、「ロボット・ローンチ2014」のベスト30社の詳細が3回に渡って公開されているが、『ロボハブ』ではその第2弾、第3弾のビデオなどが見られる。
スマートコードに接続され、長時間にわたって芝刈りができるコネクティッド・ロボティクスの芝刈りロボット、柔らかな球体のドローンが災害時などに屋外、屋内の偵察をするギンボール、人間の皮膚のように引っぱりや圧力を感じるロボット用のセンサーを開発したプラグ&ウェア社などのデモが見られる。
AIがにわかに身近なテクノロジーとなってきた。『ザ・ロボット・レポート』が、AIを統合した一般消費者向けのロボット的デバイスを紹介している。いくつかはロボニュースでも伝えたが(こことこことここ)、復習も兼ねて紹介しよう。
研究機関のSRIインターナショナル社が、小さな建造物を組み立てることができるマイクロ・ロボットを開発している。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
お掃除ロボットのルンバは、ロボット開発者にいろいろなイマジネーションを沸かせるようだ。韓国の建築家、ハン・スク・ナム氏はプリンターを内蔵したルンバ風のロボットで、建設現場で床に図面を描くアーキボットを開発した。『アーキ・デイリー』が伝えている。
ロボット関連のスタートアップのコンペティション、「ロボット・ローンチ 2014」のベスト30社が決定した。『ロボハブ』が伝えている。30社のリストも掲載されている。
このコンペには19カ国から76社の応募があった。ベスト30社は、さらに選考を経て3社まで絞られる予定だが、それと同時に「ロボハブ読者賞」の投票もサイト上で行われている。これから3週間に渡って、毎週10社ずつビデオによるデモなどを観ながら投票ができるので、ぜひ参加していただきたい。
今週のデモでは、バクスターを障害者用介護ロボットにプログラムし、デジタル・ハーモニカで操作できるジャムスター、重い荷重にも耐えて壁や天井の表面を走行するロボットを開発したタンデメック・エンジニアリング社などのロボットが観られる。
なかなかの力作ぞろいだ。
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