カテゴリー: ロボット会社
2014/01/26
脱毛や薄毛は、世界共通の悩みだ。だが、これまでの植毛手術は、大掛かりな上に治療の傷跡が残るなどの欠点が多く、躊躇する人々が多かった。そこに登場したのがロボットだ。 レストレーション・ロボティクス社は、世界で初めて植毛治療に利用されるロボット「アルタス(ARTAS)」を開発した。2011年に米食品医薬品局(FDA)の認可を 取得。これまで50台以上世界に出荷されたアルタスは、従来のマニュアルによる自毛植毛手術と比べて、非侵襲的に施術ができることが注目を集めている。テレビ番組でもよく取り上げられているようだ。

レストレーション・ロボティクス社CEOのジム・マックコラム氏とアルタス
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2014/01/25
モノのインターネット化が進む中で、人間の感情のインターネット化も開発の対象になるようだ。今、クラウド・ファンディングで資金を集めている「エモスパーク(EmoSpark)」がそんな視点で生まれた製品だ。
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2014/01/21
ディミトリ・グリシンが運営するロボット専門のベンチャーキャピタル、グリシン・ロボティクス社が、アメリカのペットネット社への112万5000ドルのシード投資へ参加した。他に3社のベンチャーキャピタルとエンジェル投資家が加わっている。「ギガオム」が伝えている。
ペットネット社は、ペットのための自動餌やり機「スマートフィーダー」を開発した。拠点はロサンゼルスのようだが、ボストンのハードウェア・アクセラレーターのボルトで立ち上がったスタートアップだ。グリシン・ロボティクス社はボルトにも投資を行っている。
さて、スマートフィーダーは、自動的に適切な量の餌を出すだけではない。もっと広く「ペットケア分析プラットフォーム」なるものを構築して、あらゆる面からペットの健康と飼い主の心の平安を確保するのに役立ちたい、のだという。

自動的に餌をやり、ペットの健康管理もできるスマートフィーダー(http://www.petnet.io/より)
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2014/01/20
景気後退や環境調査のために中断していた韓国の大型開発「ロボットランド」が、昨年12月に再開した。ロボハブが伝えている。
この計画は、韓国のロボット産業の活性化を狙った政策の一環として、仁川国際空港からほど近い仁川広域市西区の126万平米の敷地に計画されている。2007年に構想されて着工されたものの、約2年間に渡ってストップしていた。当初のオープン予定は2014年1月だった。

研究機関やテーマパークなど複合開発されるロボットランドの計画
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2014/01/20
筋肉の話題をもうひとつ。
カナダのサルミックラボ社が開発したウェアラブルなアームバンド「ミョー」は、ジェスチャー入力のためのデバイス。腕に装着して、手先を動かすだけで空中のドローンを操作したり、ビデオを早送りしたりできる。
ミョーは筋肉の動きを認識するEMG(筋電位測定)センサー、9軸のIMU(慣性測定ユニット)を搭載し、ブルートゥースで通信する。特定の指や腕のジェスチャーがすでに設定されているようだが、ディベロッパーがさらに独自のアプリケーション用のジェスチャーを考案することもあるだろう。
価格は149ドルで、現在予約販売中。前人気はかなり大きいようだ。三次元センサーとどう使い勝手が異なるのか不明だが、野外で利用できる利点は大きいかもしれない。
2014/01/19
アイロボット社が、床のタイル磨きをするスクーバの新モデル「スクーバ450」を発表。この新製品の評価が高く、CES (コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)で発表された直後には、同社の株価が急騰したほどだった。
スクーバはゴミの吸い取り、薬品に浸す、こする、水分を吸い取るの4サイクルの作業を行う。これまでのスクーバはこれを1回でこなしていたが、スクーバ450は2回に分けて行う。それで、床がかなりきれいになるそうだ。
また、音声によって今どの段階の作業中か、あとどのくらい時間がかかるのかを教えてくれるのも便利という。300平方フィート(約30平米)の部屋ならば40分、もっと小さな部屋ならば20分で作業を完了する。充電速度もフルチャージまで3時間以内と、速くなった。
この製品は、あまり日本では売れないだろう。というのも、日本の家ではそれほどタイルの床がないからだ。アメリカの住宅では、バスルームだけでなく玄関、廊下、キッチンなどの床に種々のタイルが利用されている。土足で入るために汚れも強い。600ドルもするが、けっこう売れるかもしれない。
「IEEEスペクトラム」のレビューはここ。「ギガオム」のレビューはここ。
2014/01/19
テレプレゼンス・ロボットを開発するスータブル・テクノロジーズ社が、これまでのビームとは違った新製品「ビーム+(プラス)」を発売する。「IEEEスペクトラム」が伝えている。
ビーム+は、これまでの製品「ビーム・プロ」と機能的にはほとんど変わらないが、高さがやや低く(135センチ)、ベース部分のデザインが小振りでスマートになっている。何と家庭での利用を対象としており、価格は995ドルとこれまでのテレプレゼンス・ロボットよりずっと安い。ただし、これは最初の1000台の予約販売のための特別価格という。その後は1995ドルと、1000ドルも高くなる。出荷は夏以降の予定。

出張中のお父さんが、子供部屋をこんな風に覗きに来る? (http://spectrum.ieee.org/より)
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2014/01/16
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学習するサーモスタットを開発するネスト・ラボ社が、グーグルに32億ドルで買収されることが明らかになった。
同社のサーモスタットは住人の気配を感じ、生活パターンを学習して、そのうち自動的に適切な温度設定を行うようになる賢い製品。同社は最近、煙探知機も発売したが、こちらも煙のタイプによって異なった警報を出し、どこで煙が出ているのかを家の中の探知機をネットワークさせてわかるようにする。誤報だった場合には、煙探知機に向かって手を振るだけで警報が止まるしくみだ。

ネスト社のサーモスタット(https://nest.com/より)
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2014/01/11
「ロボット産業は、バイオテクノロジー産業よりも資本集約的でない」という論説が『IEEEスペクトラム』に転載されている。ドローン会社のテラヴィオン社創設者兼CEOのロバート・モリス氏によるもの。分析には、同氏が卒業したカーネギーメロン大学のMBAプログラムの教授らも関わった。

モリス氏の考察から。資産と売上を、ロボット産業とバイオテクノロジー産業とで比べた場合
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2014/01/11
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ファストフードを手早く作ってくれるロボットが増えているという。『シンギュラリティー・ハブ』が伝えている。
もっとも新しいのは、メキシコのファストフードでアメリカでも人気のあるブリートを作ってくれるブリート・ボックス。フロリダ州のボックス・ブランズ社製で、ロサンゼルスのガソリンスタンドとショッピング・モールに先頃お目見えしたという。

有害な添加物のないブリートを売り込むブリート・ロボット(http://tastetheburritobox.com/より)
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