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クカ社が、航空機製造用ロボットのアレマ・オートメーション社を買収

航空機製造でのリベット留めや穿孔作業ロボットを開発するアレマ・オートメーション社が、クカ社に買収された。『ロボティクス・ビジネス・レビュー』が伝えている。買収額は明らかでない。

航空機製造現場でのアレマ・オートメーション社の製品(http://www.alemaauto.fr/より)

航空機製造現場でのアレマ・オートメーション社の製品(http://www.alemaauto.fr/より)

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人間とロボットのピンポン対決が来月開催!

ドイツのピンポン・チャンピオンのティモ・ボルは、世界第8位の腕の持ち主。彼は、クカ社製のピンポン・ロボットに勝てるだろうか。この対決が、3月11日に予定されている

クカ社のロボット「KRアジラス」は、世界最速のロボット・アームという。人間とコンピュータのチェス対決はあるが、こちらはからだを使った試合。いったいアジラスはどのくらい正確に相手からの球を捉え、どのくらい速く打ち返すのだろうか。試合はオンラインでも中継されるという。

プロモーション・ビデオは、かなり期待をそそるつくりである。

助けを求めるロボットの重要なポイント

カテゴリー: ニュース, ロボット研究

「スミマセ〜ン。ちょっとそこの棒を取って下さい」。

そんな風に、人間に助けを求めるロボットを『IEEEスペクトラム』が紹介している

これは、MIT(マサチューセッツ工科大学)で開発されているIKEAの家具を組み立てるロボット。以前ロボニュースでも紹介したことがあるが、クカ社のユーボットを利用したものだ。

そのロボットに逆意味アルゴリズム(inverse semantic algorithm)を統合すると、解決できない問題や間違いを認識し、それを解決するために何が必要かをはじき出して、人間がとれる行動に翻訳して助けを求める。あらかじめプログラムされているわけではなく、あくまでもアルゴリズムが動作するので、新しい状況にも対応するという。

ビデオを見ると、ロボットが「ちょっとすみません」とか、「白い板を裏返して下さい」、「ありがとうございます。あとは大丈夫です」などと言っている。そのさまがおかしくて噴き出してしまいそうになる。

だが、ここでは人間としっかりコミュニケーションができるように、ロボットは直面している問題のコンテクストに合った方法で、自然言語で名詞、動詞を用いて発言し、的を得た、クリアーで簡潔な表現で助けを求められるようにしているという。たとえば、「黒いテーブルの上に載っている白い棒を、青色のロボットに渡して下さい」といったような具合だ。実に具体的に言うのである。

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クカ社のイノベーション賞応募者募集中。賞金は約2万ユーロ(265万円)!

ドイツの産業ロボットメーカーのクカ(Kuka)社が、同社の小型移動マニピュレータであるyouBotをベースにしたイノベーション賞への応募概要を発表した。1等の賞金は2万ユーロ(約265万円)。登録締め切りは6月15日だ。

youBotは、全方向移動が可能で、2本指のグリッパーがついた5自由度のマニピュレータが装備されている。Ubuntu LinuxとROSラッパーが搭載され、キネクトを始めとするセンサーのためのドライバーもある。

Robot - youBot

コンテストでは、youBotを最低1台利用していれば、他のロボットとの組み合わせもOK

このイノベーション賞は、移動マニピュレータにおける開発を促進すると共に、大学から産業への技術移転を後押しすることが目的で開かれるという。現実的な作業現場を想定しており、オリジナリティー、技術面ですぐに実現できること、経済的なインパクト、競争面での優位性などが評価の基準になるという。知的所有権は、応募者に帰属する。

youBotが身近にないなら、貸してくれる場合もあるようだ。世界中からの応募を歓迎するとのこと。

詳しい応募概要はここに。『IEEE Spectrum』の告知記事はここ

IKEAの家具を組み立ててくれるロボット

MITの分散ロボティクスラボが、家具を自律的に組み立てるロボットを開発した。5月半ばにドイツのカールスルーエで開かれたICRAでも展示されたもの。

このロボットは、クカ(KUKA)社製のYouBotsに特製のグリップハンドを付けたもの。グリップハンドは、2つの逆回転する歯車にゴムバンドを装着してネジが回転できるように考えられている。またソフトウェア面では、特定のCADを読み込み、部品の形状やネジ穴の位置を把握して、幾何学的推論システムやシンボリック・プラニングを駆使して組み合わせを考えるという。

研究者たちは、いずれもっと複雑な家具の組み立てもできるようにしたいと考えているという。これでIKEAの家具を組み立てる「頭痛」が軽減されるのなら、大歓迎。

『エクストリームテック』の関連記事はここ。『IEEE Spectrum』の関連記事はここ


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