このビデオは見応えがあります！　次世代アトラス登場。

『IEEEスペクトラム』が、ボストン・ダイナミクス社の次世代アトラスを紹介している。その様子を映したビデオが、あまりにすごくて目が離せない。中に人間が入っているのではないかと思うほどだ。

ドアも自分で開けて、さっさと出て行きます。（http://www.bostondynamics.com/より）

このアトラスは、屋内外両方で機能するよう考えられている。高さは175センチほどで、重量は82キロ。DARPAロボティクス・チャレンジ（DRC）に登場したアトラスよりも、頭ひとつ分小さいという感じだ。その分、何だか人に近い。

そして何より、このビデオである。

いとも簡単にスタスタ歩き、音も静か。電池搭載で油圧システムを利用。『IEEEスペクトラム』は、バランスの良さを讃えている。歩く過程で片足で上半身のバランスをとり、また足を滑らせても決して転ばない。

ビデオを見る限り頭上のLIDARがあまり動いていないので、これは遠隔で制御しているのではないかと同誌は述べている。したがって、どの程度の自律性があるかは不明とのこと。

ビデオの見どころは、箱を棚に上げたりして仕事もするところ、そして最後の方で後方から倒されても起き上がるところだ。アトラスは、何度も開発者に突つかれたり、持ち上げようとする箱を移動されたりしている。そのたびに、すぐに元のタスクへ戻る。

これが映画だったら、ロボットは怒りを貯めてついに人間に襲いかかるなあと、アトラスの従順さにホッとした次第。