どこまでが研究で、どこからが武器か?
DARPAのロボティクス・チャレンジ(DRC)は、福島原発のような災害時に役立つロボットを作るという目的で開催された。ところが、こうしたテクノロジーの推進は、どこから武器の威力に様変わりするかはわからないと、警告を出している専門家らもいる。『NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)』が伝えている。
DARPAのロボティクス・チャレンジ(DRC)は、福島原発のような災害時に役立つロボットを作るという目的で開催された。ところが、こうしたテクノロジーの推進は、どこから武器の威力に様変わりするかはわからないと、警告を出している専門家らもいる。『NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)』が伝えている。
アンバウンデッド・ロボティクス社の注目のプラットフォーム・ロボット、UBR-1の予約販売が先週開始された。『IEEEスペクトラム』によると、出荷は8月までの予定。
残念なことに、現在はアメリカ国内、カナダ、メキシコにのみ出荷で、アジア、ヨーロッパ、オーストラリアなどには、販売契約が成立後出荷されるようだ。ちなみに同社サイトでは、販売業者も募っている。
元ウィロー・ガレージ社CEOのスティーブ・カズンズ氏の新しいロボット会社、サヴィオーク社が、グーグル・ヴェンチャーズなどから200万ドルのシード資金を調達した。同社のサイトが伝えている。
アメリカ有数のロボット研究所である、カーネギー・メロン大学ロボティクス研究所のパンフレットがクールだと評判だ。
『Changing the Shape of Robotics』というタイトルのついたこのパンフレットは、たった数ページしかないようだが、1970年代から現在までのロボット開発を写真と簡単な解説で見せる。タイトルは「ロボット開発を変える」という意味なのだが、実際同研究所のロボットもどんどんかたちが変わっているようだ。
レイアウトもシンプルでわかりやすく、何よりも楽しい。普段は難しい研究ばかりでも、こんなパンフレットがあると一般の人々にもロボット研究が取っ付きやすくなることはたしか。
ダウンロードはここから。
おもしろい競技会が開かれるようだ。
『IEEEスペクトラム』によると、2016年にスイスのチューリッヒで、ロボット技術を統合した人工器官をつけた選手のスポーツ競技が開かれるという。その名は「サイバスロン(Cybathlon)」。
今年8月、ヒューマノイド・ロボットが消防士としての腕を試されるそうだ。『マッシャブル』が伝えている。
これは、アメリカ海軍が将来のロボット導入のためのテストとして行うもの。消防などの危険な仕事を、ロボットが兵士の代わりに行えるかを観察するという。廃船となった大型船が使われる予定だ。
どんなロボットが動員されるのかは明らかではないが、ロボットは手によるジェスチャーと音声によるコマンドで、傍に立つ兵士から指令を受けるとのこと。また、火を見て認識する能力もあるようだ。こうした機能は、海軍研究試験所(NRL)が開発しているようだ。
生まれつき四肢のない少女の身体となるロボットが作られた。
これは、アイルランドのダブリンにあるトリニティー・カレッジのエンジニアリング学部の教授と学生が取り組んだもの。2年近くの期間をかけて、そのプロトタイプが先頃公開された。『アイリッシュ・タイムズ』が伝えている。
ロボットが職場にやってくることが脅威として語られてばかりいるが、先端テクノロジーによってロボットがどんな機能を持つのかだけに目を向けていては、重要なことが抜け落ちる。『ハーバード・ビジネス・レビュー』がそう訴えている。
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