ロボット関連の今年のイベント一覧
『ザ・ロボット・レポート』が、今年のロボット関連のイベントをリストアップしている。
アメリカだけではなく、ヨーロッパやアジア、南米でもいろいろ開かれる予定。この他にもいろいろあるが、主立ったものはここに出ているようだ。それだけでもたくさんあって、選ぶのが大変そう。
『ザ・ロボット・レポート』が、今年のロボット関連のイベントをリストアップしている。
アメリカだけではなく、ヨーロッパやアジア、南米でもいろいろ開かれる予定。この他にもいろいろあるが、主立ったものはここに出ているようだ。それだけでもたくさんあって、選ぶのが大変そう。
昨年末のDARPAロボティクス・チャレンジ(DRC)で、他のロボットに大きく差を空けて1位を獲得した日本のチーム、シャフト社。「いったい彼らは何者だ?」という興味がアメリカでも大きく高まったのに、同社がグーグルに買収されて「取材ノー」を通しているため、どのメディアも詳しく伝えきれずにいる。
そこで『IEEEスペクトラム』が、同誌がかつて取材した内容などを振り返りながら解説している。
まずは、うわさ話から。先月、ロボット業界を駆け巡ったのは「グーグルがシャフトをDRCの決勝戦に出さない」といううわさだ。
新しいモデュラー・ロボットが出た。「モス(MOSS)」という名前で、小さな立方体(キューブ)を組み合わせるだけで、いろいろな動きができるロボットが作れそうだ。『IEEEスペクトラム』が伝えている。
フランク・トービー氏は、ロボット産業の動向を追うふたつのウェブサイト「ザ・ロボット・レポート」と「エブリシング・ロボティクス」でよく知られている。また、長年研究してきたロボット企業の業績調査を集大成した世界初のロボット産業の株価指数「ロボストックス(ROBO-STOX)」の創設者のひとりでもある。ロボッストックスは昨年、ナスダックに登録された。
ロボット産業の見通し、ロボット起業、そしてロボストックスについて同氏に尋ねた。
シンプルなキューブが、回転力を駆使して自己組織化して新しい形状を作る。そんなしくみをマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者たちが考案した。「MITテクノロジー・レビュー」が伝えている。
「Mブロック」と呼ばれるこのロボットは、外部に可動要素が何もない。それでも、他のブロックの上に載ったり、飛んだりする。飛行中に向きを変えたりもできる。
中には、1分間に2万回転するフライウィール(弾み車)が内蔵されており、それにブレーキがかかることによって方向性のあるモメンタムを得るしくみ。また、キューブの各面と角には磁石がついており、それがキューブ同士を結びつける。
このしくみは、形状を変化させる必要のあるロボットにも使えるはずと研究者たちは語っている。
イタリアへ旅したことのある人ならば、そこここにローマ時代のモザイクが残されているのを目にしたことがあるだろう。多数さまざまな色彩のタイルを床や壁に埋め込んで、美しい絵を生み出す。小さな単位を積み重ねて大きな絵を生み出すアイデアはすごいが、こんな細かく手のかかる作業はとても現代では実現ができない。
ところが、それをロボットで可能にしたスタートアップがある。ボストンのアルテイック社だ。創設者でCEOのテッド・アクワース氏に話を聞いた。それをお伝えしよう(写真は2013年夏当時)。
脱毛や薄毛は、世界共通の悩みだ。だが、これまでの植毛手術は、大掛かりな上に治療の傷跡が残るなどの欠点が多く、躊躇する人々が多かった。そこに登場したのがロボットだ。 レストレーション・ロボティクス社は、世界で初めて植毛治療に利用されるロボット「アルタス(ARTAS)」を開発した。2011年に米食品医薬品局(FDA)の認可を 取得。これまで50台以上世界に出荷されたアルタスは、従来のマニュアルによる自毛植毛手術と比べて、非侵襲的に施術ができることが注目を集めている。テレビ番組でもよく取り上げられているようだ。
ネコをはじめ、動物のヒゲは空気の動きを感じたり障害物をよけて歩いたりするのに重要な役割を果たす感覚器だ。こんな繊細な器官を人工的に作れば、ロボットのナビゲートにも役立つのではないか。
そうしてバークレー・ラボとカリフォルニア大学バークレー校との研究から生まれたのが、「イーウィスカー(e-whisker)」である。「ギズマグ」が伝えている。
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