ヨーキー・マツオカ氏、ネストへ復帰
ロボット研究者として知られるヨーキー・マツオカ氏。同氏は、アカデミアを離れて2010年からシリコンバレーのネスト・ ラボ社に在籍していたが、その後スタートアップを経て、アップルの医療ビジネスに携わっていた。ところが、再びネストに戻ると『ブルームバーグ』が伝えている。
ロボット研究者として知られるヨーキー・マツオカ氏。同氏は、アカデミアを離れて2010年からシリコンバレーのネスト・ ラボ社に在籍していたが、その後スタートアップを経て、アップルの医療ビジネスに携わっていた。ところが、再びネストに戻ると『ブルームバーグ』が伝えている。
ロボニュースでもご紹介したロボット研究者で、現在はスマート・サーモスタット開発会社のネスト社のヨーキー・マツオカ氏が、業界誌の『インダストリアル・ロボット』でインタビューされている。
その内容が『ロボティクス・ビジネス・レビュー』を介して、米時間12月20日まで公開、ダウンロード可能だ(Matsuoka/Pranskyというインクをクリックして、PDFダウンロード・ページへ)。
シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。
ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。
そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。
ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。その<1>から続く。
ヨーキー・マツオカ(松岡陽子)氏は、日本生まれ。16歳でアメリカに渡った。カリフォルニア大学バークレー校を経て、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。その後、カーネギー・メロン大学で助教授、ワシントン大学で準教授を務めた後、2010年にネスト・ラボ社へ。グーグルXの創設にも関わった。(写真は、9月に開催されたMIT ReviewのEmTech 2014での講演の様子)
シリコンバレーのネスト・ラボ社は、AI(人工知能)を備えたサーモスタットや煙探知機を開発する注目企業。同社は今年、32億ドルでグーグルに買収された。
ネスト社のサーモスタットは、ユーザーの生活パターンや温度設定の癖を理解して、ユーザーに合った室温を自動的に設定しながら、省エネも行うという優れものだ。
そんなインテリジェントな製品の背後にいるのが、ヨーキー・マツオカ氏だ。日本で生まれた女性のロボット研究者で、マサチューセッツ工科大学(MIT)やカーネギー・メロン大学、ワシントン大学で研究を重ね、2007年には「天才賞」として知られるマッカーサー・フェローにも選ばれている。
ロボット技術は、今後どんな分野に応用されるのか。ロボット研究者としてユニークなキャリアを歩んできたマツオカ氏には、それが見えているに違いない。これまでの道のり、そしてロボットの未来についての見解を聞いた。
学習するサーモスタットを開発するネスト・ラボ社が、グーグルに32億ドルで買収されることが明らかになった。
同社のサーモスタットは住人の気配を感じ、生活パターンを学習して、そのうち自動的に適切な温度設定を行うようになる賢い製品。同社は最近、煙探知機も発売したが、こちらも煙のタイプによって異なった警報を出し、どこで煙が出ているのかを家の中の探知機をネットワークさせてわかるようにする。誤報だった場合には、煙探知機に向かって手を振るだけで警報が止まるしくみだ。
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